離婚宣言から2週間

夫は毎日家に帰ってきていた。

しかし、2週間ぐらいを過ぎると週末は帰ってこなくなった。

 

聞くと「マンガ喫茶に泊まった。」などと答えていた。

 

再就職試験が近づくと、試験勉強のために実家に帰ると言って帰ってこなくなった。

 

主人が帰って来なくて不安になって、再就職試験が近づくと、試験勉強のために実家に帰ると言って帰ってこなくなった。

 

主人が帰って来なくて不安になって眠れない日もあった。ただ、もう彼に合わせて、夕飯の資格支度をしなくても良いなど少しペースがつかめてほっとするような不思議な気持ちにもなった。

 

気持ちはブランコのように揺れていた。

 

友人から電話があった日は気持ちが晴れたり、家にずっといる日は気持ちが沈んだ。

 

今までなかったが、たくさんの友人に話を聞いてもらった。

 

良かったのは、多くの友人が傾聴能力が高かったと言うことだ。

 

自分の意見を押し付けたり、謎の説法と言ったりそんなことをせずに気持ちに寄り添って聞いてくれた。

 

本当に辛い時は、ただ聞いて一緒に泣いてくれるような友人に本当に救われた。

 

街で家族連れを見たり、お盆の時期にファミリーパックのお刺身を見たりすると、自分が一人ぼっちだと気づいて悲しくなることもあった。

 

通っていた料理教室で、おいしいレシピを教わると夫に作ってあげたくなる自分がいた。

 

きっと彼は望んでない。それは頭ではわかる。でも家族としての情がおいしいものを作ってあげたいと思ってしまう。

 

自体は荒れ果てているが、友人たちが優しかったので私も彼に優しくすることができた。

 

だが精神状態は落ち込んだままだ。